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1st Album 「手と手」

1 息吹更紗

(作詞 : 伊藤大輔 / 作曲 : 山田友和)

記念すべきいぶさら初めての共作曲。

息吹(命)と更紗(多様な色で文様を染めた布製品)という言葉を組み合わせ、

この世界は異なる命が折り重なってできている事を詩的に表現しています。

全ての命を区別しない、

僕らの音楽のテーマの根源が詰まった曲。

伊藤

結成が決まってから最初のツアーまでの間にこのユニットのテーマ曲になるようなものを作りたくてユニットの漢字名をタイトルにしました。

珍しくタイトルがそのまま採用された例(笑)

伊藤くんが書いているような、いろんなものが折り重なっているイメージを音にしてみました。

(山田)

 

2 ポレポレ

(作曲 : 伊藤大輔 )

いぶさら唯一、歌詞の無い曲。

スワヒリ語で、

"ゆっくり、のんびり"

という意味のタイトル。

力の抜けた楽しげな曲が書きたくて。

(伊藤)

 

3 大きな木

(作詞 ・作曲 : 伊藤大輔 )

木の年輪は、

組織的に死んだ細胞でできているという話を聞いて書いた曲。

死んだ自分を一年ごと重ねてその幹を太くしていく木のように、

僕たち人間も、亡くなった命の上を生きた人間が歩いている。

生きている僕たちは、亡くなっていった人たちの分も大きな木になれる、

そんな想いを込めたレクイエムです。

アメリカ南部のお葬式で昔から演奏される、

セカンドラインというリズムに乗せて。

(伊藤)

 

4 春待ち

(作詞 ・作曲 : 伊藤大輔 )

本当に悩ましい事や苦しい事は、

今日明日で過ぎ去らないものが多い気がします。

無理に足掻く事も必要な時期はあるけれど、

厳しい冬の寒さが日に日に少しずつ和らいでいくように、

苦しみの形が変わっていくのを待ちながら眺めるというのも、

潔くて良いかもしれません。

"そっと寄り添う応援歌"をテーマに掲げる僕ららしい応援歌です。

(伊藤)

 

7 だだちゃ豆の歌

(作詞 ・作曲 : 山田友和 )

人生2曲めの作詞曲。

山形県庄内地方名産の枝豆「だだちゃ豆」への愛をうたった曲。

曲はよくあるコード進行をいい感じに転調させて、そこにキャッチーだけど少々複雑なメロディーをのせてみました。

自分の中ではかなり特殊な曲だけど、なんだか代表曲みたいな感じになっています。

のちに、いぶさらのふたつ目のコンセプト"food(風土)の架け橋"が生まれるきっかけにもなった歌。

ちなみに、標準的な枝豆の茹で時間は3分くらいなのですが、この曲は再生してから歌が終わるまで約3分なので、タイマーにも使えます。

豆の個体差やお湯の量など条件でも変わりますので必ず味見はしてくださいね。

(山田)

8 緋の鳥

(作詞 ・作曲 : 山田友和 )

絶対に自分にはできないと思っていた作詞に初めて取り組んだ記念すべき曲。

伊藤くんの影響で野鳥観察に興味を持ち、石垣島で初めて本格的なバードウォッチングに連れて行ってもらった時にみた「アカショウビン」という野鳥のことを描きました。

森の中、息を殺して鳥の声や気配に耳をすまして、自然と一体化するような感覚が野鳥観察の楽しさだと思っています。

CD収録のアカショウビンの鳴き声は私の口笛です。

伊藤大輔の真骨頂である、まっすぐ音を当てる素直な歌い方が際立つようなメロディーにしました。

​(山田)

9 緑の海

(作詞 ・作曲 : 伊藤大輔 )

いぶさら結成のきっかけとなった土地、

山形県庄内地方。

その風景を思い描きながら書いた、

父、母、ふるさとの歌。

父も母もふるさとも、

離れるほどにその大きさや深さがわかる気がします。

夏に広がる、

青々とした豆畑の風景がそのままタイトルになりました。

(伊藤)

 

10 ゆかりのマーチ

(作詞 ・作曲 : 伊藤大輔 )

"そっと寄り添う応援歌"の代表曲。

"縁"についての歌です。

えにし、ゆかり、色んな読み方がある言葉。

終わる縁、始まる縁、続く縁。

人だからこそ、

大切にされてきた縁という言葉。

そんな縁の束を手繰り寄せ、

頼りながら僕らは生きています。

​(伊藤)

 

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